モノクロとカラーについて

FujifilmのFilm Simulation ACROSは偉大だ。

Film cameraの感覚で今を残せる。

かつては、RAWで撮って現像ソフトでが当たり前でモノクロ化なんてまず考えなかった。

その考えが変わったのは1本のレンズから。

妻との海外旅行でヨーロッパに何度か行った。その頃は自由気ままに旅して回った。子供が産まれてからは、当面行こうなんて気にも行けそうにもないのだけど。

 

スペインに行った時、確か8年前。カメラはcanon 初代5D。もって行ったレンズは

EF24-70 F2.8L

EF135 F2L

Leica R ズミクロン50 F2

の3本だった。旅行ではここぞっていう時以外はJpeg。だから冒険心もあり、モノクロ設定で撮っていた。

当然当時の5Dなんてピントの確認程度にしか液晶は役割を担えなかったが、帰国して読み込んで息を飲んだ。

ズミクロンのモノクロの奥深さ。階調が豊かなんて表現があるけど、BlackからGrayの中間調付近のグラデーションの粘りが美しい。肌の質感もwetyで滑らかな光の捉え方。

 

これがライカの世界なのかと魅惑の世界を見せ付けられた。

 

そして、僕がX Pro2にしてからの日々は8割がAcrosによるモノクロ。

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もちろん、子供の時にはカラーに切り替えたりもするけど。。

しかし、APSCといえど、レンズの性質でモノクロの出方も当然変化する。フジノンレンズでは中々思うように行かない。→フジノンが悪いわけではなく好み

 

XマウントのZeissのTouit32 F1.8にしてからは、好みにとても近くなれた。

コントラストは高いけど、微妙な粘りがある。

違いは小さいけど、被写体によっての期待感が違うのだ。

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モノクロの日々で、一番変わったことは、

光の捉え方、が強調されてそこに集中できるようになったこと。今は、同じZeissブランドでもマニュアルを使っている。

少し大きく重たくなったけど繊細でwety、光の空気感の捉え方がより敏感になった。

だからまだまだ親友にはなれていない。。

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テーマも記載せずにただ載せるだけなのは、意味が薄れてしまうが。。

色情報が多いだけが良い訳ではないのだ。本当はフルサイズで使いたいのだが、、X Pro2が僕の今の用途にはあっているのだと思う。