acorsとモノクロ
フィルムシミュレーション のacros。
個人的に結構インパクトがあった。
基本RAWで撮ってLightroomというフローが定番になりつつある世のアマチュアユーザーに小さい声で一石を投じているように思えてならない。
「何を自己満足に浸っているのだ、デジタル画像のデジタル加工が好きなのかい?」
自由度の高いRAW vs 圧縮のJpegという見方やスペックではなく、
写真撮影という行為の後も考えているような気がしている。Filmを扱っているメーカーだからだろう。
(でも趣味趣向の類は最後に矛盾が生じる。。)
acros自体については、メーカーサイトや、こちらの方のサイトで十分に情報を得ることができる。
https://ym-ph.net/review/acros/
メーカーサイトには通常のモノクロのトーンカーブを調整していると。
ハイライトの締まりを強くして、シャドウのディテールを残すことで、より印象的になりやすいからだ。
サイトを見る限りは、その調整も少ない、でも効果が大きい。
さらにはfilm特有のノイズも陰影のつなぎ目をしていると思う。
一律に微量のノイズを全体にかけるだけではないという部分に結構こだわったんだろうなと推測。
拙い作例が続くけど、全てacros。
設定
レンズの特性を知る上では、ノーマル設定で感覚をつかむことが大事だと思うけど、
- ノイズリダクション-2
- シャープ-1
が標準。
ローパスの影響を回避するためなのか、ソフトの部分でノイズリダクションも影響受けて強めにかかっているような気がするから。
※個人的な感覚
あとはカメラ設定を光の関係で変えたりはする。適正露出一段上げたり、光源が被写体にある程度あるときは強調するためにシャドウを下げたり。
結局のところ
じゃあ、RAWで撮ってモノクロ現像したものとブラインドで当てられるかっていうのとは違う。
多分当てられない。当たることもある。ここが趣味の世界の限界ポイントで、
最終的には自分が満足できるか、誰かに賞賛されるのが良い写真だから。
フジが投じたacrosも結局反応する人はいるし、何にも感じない人もいるということなのだ。
僕は無事に賛同してる。
シャッターを押した瞬間が記録され、それがあなたの作品で表現の一つ。
それはすぐに過去になる。ありのままで手を加えず未来に向かいたい。